郵政3社のTOPIX採用によるインデックス買い結果

 

2015年12月30日に郵政3社、日本郵政・かんぽ生命保険・ゆうちょ銀行がTOPIXに採用されることに伴い、前日の12月29日の大引けに「インデックス買い」が入りました。

このインデックス買いは、TOPIX連動を目指す投資信託等による買い入れです。(人気のETFも含まれます)

そこで、
・日本郵政(6178)
・かんぽ生命保険(7181)
・ゆうちょ銀行(7182)
にインデックス買いが「どの程度あったのか」出来高を確認してみました。

#郵政3社のTOPIX採用スケジュールは「郵政3社がTOPIXに採用されるタイミング」をご覧ください。

2015年12月29日の出来高

2015年12月29日の出来高を分単位で累積させた推移は下図の通りとなります。
#分足のデータはSMBC日興証券から取得しました

■日本郵政(6178)

大引け15:00の出来高は15,202,100株でした。29日全体の出来高37,346,300株の内、40.7%が大引けの取引だったことになります。

日本郵政の2015年12月29日の累積出来高の推移(TOPIX採用によるインデックス買い)

大引け15:00の売買代金は、15,202,100株×1,893円=28,777,575,300円です。(約287.8億円)

もちろん、この全額が「インデックス買いとは限らない」という前提はありますが、敢えて単純化すると「日本郵政のTOPIX採用によるインデックス買いは約287.8億円」と考えられます。

■かんぽ生命保険(7181)

大引け15:00の出来高は2,097,100株でした。29日全体の出来高6,363,800株の内、33.0%が大引けの取引だったことになります。

かんぽ生命保険の2015年12月29日の累積出来高の推移(TOPIX採用によるインデックス買い)

大引け15:00の売買代金は、2,097,100株×3,190円=6,689,749,000円です。(約66.9億円)

再度、単純化すると「かんぽ生命保険のTOPIX採用によるインデックス買いは約66.9億円」と考えられます。

■ゆうちょ銀行(7182)

大引け15:00の出来高は13,452,200株でした。29日全体の出来高25,561,700株の内、52.6%が大引けの取引だったことになります。

ゆうちょ銀行の2015年12月29日の累積出来高の推移(TOPIX採用によるインデックス買い)

大引け15:00の売買代金は、13,452,200株×1,746円=23,487,541,200円です。(約234.9億円)

再度、単純化すると「ゆうちょ銀行のTOPIX採用によるインデックス買いは約234.9億円」と考えられます。

インデックス買いの影響

日本郵政・かんぽ生命保険・ゆうちょ銀行が12月30日にTOPIXに組み入れられ、それに伴いTOPIX連動を目指す投資信託等によるインデックス買いが12月29日の大引けに実施されることは周知のことでしたので、この大量の買い注文によって大きく株価が動くことを予想した売買が行われています。

本来であれば、非常に大きな買い注文が入っていますので株価が上がるのがセオリーですが、そのことを見込んだ「売り」も多数入っており、結果的に大引けで株価が下がりました。

銘柄名 14:59の株価 15:00の株価
日本郵政 1,922円 1,893円
かんぽ生命保険 3,235円 3,190円
ゆうちょ銀行 1,773円 1,746円

 
日経平均銘柄入れ替えのイベント投資 – インデックス買い」で、2015年にDeNAと長谷工コーポレーションが日経平均に採用された事によるインデックス買いの影響を検証しましたが、この際も株価は下がっていました。

インデックス買いを見込んで、
・事前に購入し大引けで売却する
・大引けで空売りを入れる
投資が大きくなり過ぎているのかもしれません。

今後、TOPIXに新規採用される銘柄の売り時には注意が必要そうです。

関連記事:
郵政3社がTOPIXに採用されるタイミング
郵政上場が与える市場へのインパクト – 需給悪化
日本郵政の自社株買いの結果(株価への影響)
日経平均銘柄入れ替えのイベント投資 – インデックス買い

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