郵政上場でIPOを申し込むのに適した証券会社は?
2015年11月4日に東証一部に新規上場する郵政3社(日本郵政、かんぽ生命保険、ゆうちょ銀行)ですが、IPOに申し込むのに適した証券会社はどこか?
その疑問にお答えします!
割当の多い大手証券会社ならどこでも当選確率は大
乱暴な言い方をすると、大手証券会社ならどこでも同程度の確率で当選するものと考えられます。
具体的には、
・野村證券
・大和証券
・SMBC日興証券
・三菱UFJモルガン・スタンレー証券
・みずほ証券
です。
この5社は割当も多いと考えられ、過度に当選確率が低くなることはないだろう、というのが理由です。
「郵政上場は割高 – 日本郵政・かんぽ生命保険・ゆうちょ銀行3社」でも記載した通り、個人的には「見送り」であり、
・IPO関連の情報サイトやブログでも評価は高くないこと
・吸収金額が多く当選数が多いこと
から申し込めばかなり高い確率で当選するのではないか?という予想です。
敢えて選ぶなら野村證券かSMBC日興証券
正直「どこでも良いのでは?」とすら思っていますが、敢えて選ぶなら
・野村證券
・SMBC日興証券
がオススメです。
野村證券をオススメする理由
理由は極めて単純で、主幹事の中でも割当が多いため、当選確率が相当高いと考えられるためです。
一部では、野村證券が約25%を引受けると言われています。
SMBC日興証券をオススメする理由
こちらは、手数料の安さが理由です。
上場後、売却する際の手数料が安い=利益が大きい、という単純な理由です。
関連記事:SMBC日興証券の手数料引き下げが凄い
敢えて2社を挙げてみましたが、配当性向の高さから配当目当ての長期保有を前提に考えると、手数料の違いも微々たるものですし「長期保有ならどの証券会社でも大差ない」というのが本音です。
なお、証券会社が万一倒産しても、顧客から預かった資産は分別管理されており、資産は守られます。当然ながら、銀行が破綻した際に発動する可能性のある「ペイオフ」(=預金の内1,000万円を超える分が保障されない)も対象外(=考える必要なし)です。分別管理やペイオフについて詳しくは「証券会社に預けた資産はペイオフの対象外」をご覧ください。
郵政3社のIPOに食指を伸ばす方のご参考になればと思います。
なお、もしIPOの抽選に外れた場合でもセカンダリー投資という方法もあります。
関連記事:日経新聞の強引な郵政上場応援記事
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