ビザスクのスポットコンサルを実施した感想

 

スポットコンサルのマッチングサービス「ビザスク」を実際に利用してみました。

今回は「アドバイザー」としての利用です。(=コンサルをする側)

ビザスクを用いてスポットコンサル(アドバイス)を「初めて」実施してみた感想です。

スポットコンサル実施までの流れ

まず最初に、アドバイザーとしてビザスクに「私は○○○における○○○についてお話できます」と経験を登録します。

登録画面は以下のようになっています。

ビザスクで経験を登録

登録すると以下のような形でアドバイザーとして表示されるようになります。

ビザスクのアドバイザー一覧

今回、私は登録しておいたところ「依頼」を頂きました。

#反対に、コンサルを受けたい側(クライアント)が案件を登録してアドバイザーを募集して、そこにアドバイザーが応募する事も可能です。

その後、条件交渉をビザスク内のメッセージで行います。

条件交渉とは、主に
・コンサルの内容
・金額
・形式(対面、電話、Skype など)
・場所(対面の場合)
・日時
などを決めます。

スポットコンサル実施

いざ当日、スポットコンサルの実施です。

今回は「対面」での打ち合わせとなりました。

普通に挨拶をして、時間も限られますので雑談も省いてすぐに話し始めました。

完全な初対面でいきなり「対価を得て」お話をするというのは、なかなかのプレッシャーです。

既に対価(報酬)は決まっていますので、相手が満足する内容になるかどうか、事前にメッセージをやり取りしただけの初対面では、正直、不安でした。

最終的にはご満足頂けましたが、案の定、話し始めは「共通認識」や「共通言語」のすり合わせで苦労しました。

ビザスクを使ったスポットコンサルの感想(課題)

本題のビザスクを使ったスポットコンサルの感想です。(ほとんど課題です)

1)相手が誰なのか分からない

登録情報を閲覧可能ですが、その登録情報が事実か否かの保証はありませんし、必須項目も少ないようで、私は相手の名前くらいしか事実上分からないまま、スポットコンサルに挑みました。

実際のところ、氏名と職業しか情報がなく、その職業も偽情報でした・・・

今回、私にとって実害はなかったものの、これは知らず知らずに競合企業が相手だったり、かなり微妙だと感じました。

偽情報の場合は、正直、どうする事もできませんが、少なくとも登録情報不足の場合は「条件交渉の過程で確認しておく」ことが重要だと痛感しました。

ただし「依頼する」と先方からご連絡を頂いた関係で、メッセージで「貴方のプロフィールを教えて下さい」とは言いづらい・・・

特に今回は私にとって初めての案件だったので、ビザスクでのスタンダードが分からなかったのと、試してみたかった(実際にスポットコンサルを実施してみたかった)ため、相手が自分から公開していない情報を聞くのは控えてしまいました。

ただ、内容によっては、しっかり聞く必要もありますし、もしくは「誰なのか分からない場合は受けない」という判断も重要です。

2)本当の目的が別にあった

これは頻発するのではないかと思うのですが、自分が抱えている仕事の全容を伝えることはなく、その一部で「分からない点」「知りたい点」のみをスポットコンサルで解消しようとするパターンです。

当初、メッセージでも「何が知りたいのか?」について確認はしましたが、本当の目的は教えて頂けていませんでした。

1時間ほど話して信頼を得て初めて「実は」と本来の目的を教えられ、それまでの会話の噛み合わない点の原因が氷解しました。

クライアント側でも「初対面の相手」に、自社が何に取り組んでいるのかを教えることは憚られる事は理解できます。

そのため、条件交渉の中で、限界はあるものの、出来るだけ「話すべき事」「知りたい事」「解決すべき事」を明確にしておく事をお勧めします。

3)NDAを締結していない

今回、NDA(機密保持契約)を締結しないまま、スポットコンサルを実施しました。

ビザスクでNDA締結について触れられる事は特になく、これがビザスクの普通なのだろう、と理解しています。

ですが、このNDAを締結していない事が、本当の目的を知るまでに時間がかかった理由の一つだろうと思います。

4)ビザスクの手数料が30%で高い

ビザスクが手数料として30%を中抜きします。

「3割」です。

スポットコンサルは、その名の通り「スポット」で募集案件を見ても「一時間」「30分」などが多く、報酬(コンサルフィー)は5,000円〜15,000円程度です。

実際、ビザスクのヘルプでも「アドバイザーへの謝礼は5,000円からとなり、平均単価は10,000〜15,000円程度となっております。」と記載があります。

仮に1万円とした場合、アドバイザー(私)が受け取る金額は30%が控除されて7,000円になります。

元々、案件として規模が著しく小さいコンサルですので、その中で30%も抜かれると費用対効果はかなり下がります。

個人的には移動を伴う対面の場合、報酬に反映させねば・・・と反省しています。

5)税金問題は完全に利用者任せ

ビザスクでは、いわゆる「源泉徴収」は仕組みとしてありません。

ビザスクを通しての支払い・決済しか認められないため、源泉徴収が必要な内容であったとしも、依頼者側(クライアント側)は源泉徴収を行えません。

従って、受注側(アドバイザー側)は、このスポットコンサルによる収入の扱いについて、完全に自己責任で処理が必要です。

厳密にはビザスクでは「報酬」ではなく「謝礼」と呼んでおり「受発注の契約が存在しないのではないか?」と予想しています。

ビザスクのヘルプでは、税金については「一般的には、給与所得・退職所得以外の所得合計額が20万円以下の場合の確定申告は必要ありませんが、詳細は税理士にご相談ください。」とのみ記載があります。

6)継続発注への問題

ビザスクの利用規約では、以下が禁止事項として記載されています。

エ. 本サービスを介して知り合ったにも関わらず利用手数料等を支払わずにコンサルティングを実施する行為

オ. 本サービスでアドバイザーの経験・スキル等を知ったにも関わらず、サイト外で連絡を取り合い、当社を排除したコンサルティング契約等を締結し、当社の提供する決済システム利用を回避するなどして当社への手数料支払を回避する行為(ただし、当社が事前に書面または電子メールにより承諾した場合、原則として、紹介手数料として契約金額の15%を別途当社が指定する手段により、アドバイザーが当社に支払うことで、依頼者とアドバイザーは、雇用契約を除く、コンサルティング契約、顧問契約、業務委託契約等、本規約以外の契約を直接締結することができるものとします。)

要するに、ビザスクを経由しない仕事を禁止しています。

スポットコンサルの単価については上述の通り、10,000円〜15,000円です。(ここから30%はビザスクの手数料で抜かれます)

アドバイザー側は、何のために、この単価でスポットコンサルを受注するのか?

積極的に活動するアドバイザーは、普通に考えれば、ドアノック商品であり、後の仕事に繋げるためです。

ビザスクを今後も利用するか?

「ビザスクを今後も利用するか?」と問われると悩ましいです。

真面目にビザスクの利用規約を守ると、お小遣い稼ぎです。

上述の問題点をクリアするために、メッセージを丁寧にやり取りすればするほど、時給換算の単価が悪くなります。

なお、私はフリーランス(個人事業主)なので問題になりませんが、会社員の場合、勤務先との守秘義務や副業規定など、かなり危ない線ではないか、と懸念します。

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