ロボアドは為替リスクに要注意 – 円高で大損

 

THEOを始めとする「ロボアド」(ロボットアドバイザー)が注目を集めています。

ロボアドは株式市場でも注目テーマのFinTech(フィンテック)です。

「ロボアドの運用パフォーマンスや如何に?」という意図で私も実際に少額ですが、お金のデザインが提供するロボアド「THEO」を利用しています。

そこで実感した点が「為替リスク」には十分な注意が必要ということです。

目下、THEOの運用成績はマイナスです・・・

THEOの運用成績がマイナスの理由:円高

THEOでの運用成績がマイナスとなっている理由は簡単です。

THEOは海外ETFへの投資で分散投資を行っているため、海外ETFの資産が円高の影響で軒並み円建て評価でマイナスとなっているためです。

以下はTHEOの説明文です。

THEO[テオ] のポートフォリオは、およそ40種類のETFから構成されています。 これらのETFをさらに分解するなら、投資先資産(個別株、債券、不動産や金・原油など)のバリエーションは世界86の国・地域にわたり、 最終的な投資対象は11,000銘柄以上という豊富さを誇ります。同一地域の資産は似通ったリスク特性を有していることが多いため、地理的な分散を行うことがリスク分散につながります。

海外ETFでリスク分散しても為替リスクは残る

「同一地域の資産は似通ったリスク特性を有していることが多いため、地理的な分散を行うことがリスク分散につながります。」という、地域・国を軸にした分散投資は確かに去年の中国、今年のイギリスのようなリスクを抑えられます。

ただし、円建てで評価する限り、為替リスクは全面的に残ります。

と言うより、THEOの場合、海外ETFでの運用に偏っているため、その大部分が為替リスクを抱えた資産運用となっています。

ロボアドの活用法

ロボアドを活用した投資では、以下の点に注意が必要です。

1)ロボアドの投資対象(通貨)
2)ロボアドで運用する資産の位置付け

1)ロボアドの投資対象(通貨)

まず、検討中のロボアドの投資対象を確認しましょう。

ポイントは「通貨」です。

ほぼ全資産が海外への投資(≒外貨)なのか、日本の資産も適度に織り込まれるのか?です。

言い換えると、為替リスクを分散されているのか、されていないのか、です。

2)ロボアドで運用する資産の位置付け

仮に海外資産で運用するロボアドの場合、当該ロボアドの運用資産は事実上、海外投資です。

このロボアドに資産運用を一元化してしまうと為替リスクが大き過ぎる可能性があります。

私は海外資産(為替リスクを負う投資)の割合は30%程度のポートフォリオに収めているため、THEOに任せる資産の余裕はほとんどありません。

つまり、自身のポートフォリオの中で、ロボアドをどのように組み込むのか?が重要です。

為替リスクの大きさはロボアド次第

今回は海外ETFへの投資がメインのTHEOを取り上げましたが、楽天証券が始める「楽ラップ」というロボアドでは、国内外への分散投資となるようです。

例えば、以下は私が楽ラップの質問に答えた結果、提示された運用プランです。

楽天証券の楽ラップ 無料診断の結果

日本国内への投資割合も大きく、通貨分散もされています。

(運用対象の投資信託のラインナップが少ない点は別問題として)これなら、リスク資産を全て楽ラップに任せてしまう、というのも検討可能です。

#なお「楽ラップ」は手数料体系が独特で固定報酬型と成功報酬併用型という2つの手数料体系から選択可能です。詳しくは「楽ラップの手数料は固定報酬型と成功報酬併用型どちらがお得?」(外部サイト)に記載があります。

ロボアド(ロボットアドバイザー)と言っても、サービスによって投資対象が大きく異なりますのでご注意ください。

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