ネットマーケティングのIPO中止理由の真相は?

 

ネットマーケティングが需要申告直前にIPOを中止しましたが、その理由について様々憶測が流れています。

私は「ネットマーケティングがIPO中止」で、今の世界同時株安という市況から
・多くの株式を売出予定の取締役陣&VC
・ロックアップのかかっているVC
にとって想定通りのキャピタルゲインを得られない見込みから中止したのでは?と予想しました。

今の市況を避けた?

実際、本日東証マザーズに上場したメタップス(6172)は
・公募価格:3,300円
・初値:3,040円
・高値:3,090円
・安値:2,555円
・終値:2,601円
と完全な公募割れです。

この結果を受けて、本来であれば週明け月曜日にネットマーケティング社の需要申告が始まる予定だったので、手控えられた可能性も否定できません。

関連記事:メタップス(6172)のIPOは公募割れ

そしてメタップスのような株価を付けて、そのままの推移となるとロックアップがかかっているVC各社は90日間は売れず、郵政上場後の相場での売りとなってしまいます。

売出株数(既存株)が公募株数(新規発行)の2倍に達し、かつ、創業者の代表取締役社長の売出分が公募株数を上回るという上場ゴール感が強いIPOだけに、市況から見送ったのでは?と邪推しています。

取引先の経営危機が原因?

上述のような穿った見方とは別に、ネットマーケティング社の取引先「ミュゼプラチナム」の経営危機が原因ではないか?という説もあります。

gumiショック後、上場直後の下方修正が起きないよう、東証から証券会社および監査法人に審査の厳格化が要請されており、その中でネットマーケティング社がIPO後に下方修正する公算が高くなったため、取り止めたというストーリーです。

確かに、このgumiショック後の審査厳格化は、今年11月予定と言われる郵政上場を成功させるための官製相場という側面があり、かつ、SBI証券は郵政上場の主幹事選定から漏れ、それに対してSBIホールディングスの北尾社長が主幹事選定に異議を公言されているという経緯も考慮すると、ネットマーケティング社の主幹事であるSBI証券がIPO後の下方修正を強く嫌ったのでは?とも思えます。

 

さて、真相はどちらでしょうか?

どちらにしろ、先日のリッチメディアの上場中止に続いての出来事のため、IPO市場に冷水を浴びせたことは事実かと思います。

参考:ネットマーケティング社の運営サービス
恋活アプリ「Omiai」
Facebookを利用した転職アプリ「Switch.」
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