フィンテック企業「お金のデザイン」が15億円を資金調達
フィンテック企業の「株式会社お金のデザイン」が新たに15億円の資金調達を完了しました。
元々、株式会社東京大学エッジキャピタル(UTEC)からの出資を受けており、取締役会長にはライフネット生命保険を立ち上げた谷家衛氏が就任しているフィンテック(FinTech)注目企業です。
お金のデザインのサービス
現在はまだ事前登録段階ですが、世界中の約6,000のETF(上場投資信託)から最適なポートフォリオを提案してくれるという、テクノロジーを駆使した高度な金融サービスを提供します。
9つの質問に答えるだけで、世界中の約6000銘柄のETF(上場投資信託)からあなたに最適なポートフォリオを提案します。お申し込み・口座開設はPC、スマホから。
これまで一部の富裕層が享受してきた高度な金融サービスを、テクノロジーで簡単に誰でも使えるようにすることで、お金に縛られない新たな人生を応援します。
第三者割当増資の引受先
今回新たに合計15億円の増資に応じた企業は、
・グロービス・キャピタル・パートナーズ
・伊藤忠テクノロジーベンチャーズ
・UTEC(東京大学エッジキャピタル)
・電通デジタル・ホールディングス
・YJキャピタル
・伊藤忠商事
・環境エネルギー投資
・GMO VenturePartners
・マネーフォワード
が紹介されています。
正直、GMO系からも出資を受けるのには驚きました。元々GMOは「ダイヤルQ2」の会社でした。ダイヤルQ2なんて知らない、なんて世代も既に多いかもしれませんが、当時は援助交際や売春の温床となったサービスとしても知られています。お金のデザインが狙うターゲット層は、まだダイヤルQ2のことを覚えているのでは、、、と思うのですが、、、
そして、驚いたのはマネーフォワードです。お金のデザインとの相性は抜群だろうと以前から考えていましたが、マネーフォワードも2015年10月に6億円の資金調達をしたばかりのベンチャー企業です。
#頭が固いのですが、VCから資金調達してる企業が他社に出資してる場合か?という思いがあります。そうしてIPOに至らなかったベンチャーを何社も知っているので、、、
いくつか驚きもありましたが、これで「お金のデザイン」のサービス開発が加速すると思うとワクワクします。待ち遠しい!
#追記:お金のデザインが提供するロボアドバイザー「THEO」を私が実際に試してみて痛感したポイントについては「ロボアドは為替リスクに要注意 – 円高で大損」に記載しました。また、THEOについて詳しくは「THEO(テオ) – ロボアドバイザー紹介」(外部サイト)で紹介されています。
関連記事:
・インデックス投資:投資信託とETFの違い
・日経平均銘柄入れ替えのイベント投資 – インデックス買い
・旧村上ファンドの強制調査で不思議な「空売り」
・日経平均株価の歪な算出方法(みなし額面)
・空売りの”OXAM”が遂に日経新聞でも取り上げられた!
・通貨分散で海外分散投資
関連記事
-
-
個人向け国債を年利0.1%超で運用する方法
2016年5月現在、マイナス金利の影響もあり、個人向け国債の利回りは年利0.05 …
-
-
インデックス投資:投資信託とETFの違い
日経平均やTOPIXに連動した値動きを目指す「インデックス投資」ですが、現在、イ …
-
-
SBI証券でPR TIMESの補欠当選から繰上当選ならず
3月31日に東証マザーズにIPOするPR TIMESですが、主幹事のSBI証券で …
-
-
厳選!オススメ株主優待はこの銘柄!
数ある株主優待の中でも特にオススメの株主優待をピックアップしました! 優待利回り …
-
-
メタップス(6172)のIPOは公募割れ
本日8/28に東証マザーズに新規上場した株式会社メタップス(6172)は公募割れ …
- PREV
- 日本郵政の自社株買いの結果(株価への影響)
- NEXT
- 京大で「ミスコン」は失敗続き