Googleリマーケティングリストの利用には母数が必要

 

Googleが提供するリマーケティングリスト機能ですが、実際にリマーケティングリストを用いて広告配信を行うには、対象者となる母数が必要になります。

これは、効果という意味や、imp数という意味ではありません。

対象者となる母数が一定数以上いないと、リマーケティングリストによる広告配信が物理的に行われない(Googleが入札しない)のです。

GDN(Googleディスプレイネットワーク)での母数

一般的に利用されている「GDNでのリマケ」ですが、こちらは、あるリマーケティングリストを使ってリマケ広告配信を行うためには、リマーケティングリストに過去30日間で100人のアクティブユーザーが必要です。

大手サイトでは気にならない数ですが、個人の小規模アフィリエイトサイトや、B2B企業では、この母数が原因でリマーケティング広告が配信されないことがあります。

また、そこそこのアクセスがあっても、余りにも絞り込んだリマーケティングリストを作った場合も同様です。

この母数には十分に気をつけましょう。

RLSA(Remarketing Lists for Search Ads)での母数

RLSAで、リマーケティングリストによる広告配信を行うためには、そのリマーケティングリストに1,000件以上のCookie(アクティブユーザー)が必要になります。

1,000件、B2Bなどでは相当ハードルが高いのではないでしょうか。

個人のアフィリエイトサイトでも、ターゲティングして1,000件というのは、使えるケースが相当限られると考えられます。

母数に制限がかかっている理由

上述のGDNでは100件、RLSAでは1,000件という制限は、Googleの「リマーケティング リストの機能に関する詳細」によると「リストに登録されたユーザーのプライバシーを保護すること」が目的のようです。

確かにリスト該当者が1件=1人の場合、個人を識別しているだけでなく、事実上特定して広告配信を行ってしまう危険性があります。プライバシー保護の観点からは妥当な数字かもしれません。

ただ、小規模事業者、B2B事業者にとっては、なかなか苦しい件数です。

「配信するため」に過度に条件を緩めてしまっては元も子もありませんし。

私自身、提案先のクライアントはB2Cの大企業ばかりだったため、全く気にしていなかったため、改めて調べてみて「やって当たり前」のリマケ、「もうやってますよね」のRLSAが意外にハードルが高い事に驚き、メモ書きです。

母数を確保する上手なリマーケティングリスト作成方法

「リマーケティングリストに登録されたユーザー数」に最低条件数が設定されています。

つまり、Adwordsの「広告グループ」に設定された「リマーケティングリストの合計」ではありません。

そこで、結局、同じ広告グループに設定するのであれば「一つのリマーケティングリストに集約する」ことで、リマーケティングリストの母数を引き上げる対策が可能です。

例えば、B2B事業者で、見込度が高いユーザという意図で以下3条件
・セッションでのPV数が5PV以上
・3セッション以上
・お問合せフォーム閲覧者
を「or条件」で一つの広告グループとして考えた場合、個別にリマーケティングリストを作って広告グループに設定するのではなく、一つのリマーケティングリストに3つの条件を「or条件」で設定し、広告グループにはこの統合したリマーケティングリスト1つを設定する形です。

もし、下図のような状況であれば、この手法で一つのリマーケティングリストに統合してみて下さい。

Google リマーケティングリスト 最低条件としての母数(ユーザー数)

以上、Googleリマーケティングリストの母数に関する注意点と対策でした。

関連記事:
「ディスプレイ広告主向けの機能を有効にする」が上手く動作しない– Google Analytics
「ディスプレイ広告主向けの機能を有効にする」でGoogle Analyticsで作成したリマーケティングリストをAdwordsで利用する方法

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