FXは外貨預金よりメリットが一杯

 

通貨分散について記載しましたが、日本円建ての資産運用・保有ではなく「外貨建て」の資産運用を行う場合、「外貨預金」よりも「FX」で資産運用する方がメリットが一杯です。

「外貨預金は安全」、「FXはハイリスク」というイメージを持つ方も多いと思います。

しかしながら、FXがハイリスクというイメージは、いわゆる「レバレッジ」の倍率の問題であり、極端な話、レバレッジ「1倍」にしてしまえば、外貨預金よりFXの方がリスクが高いという理由にはなりません。

外貨預金の最大のデメリット:為替手数料が高い

外貨預金の最大のデメリットは、何と言っても日本円を外貨に両替する際に必要な手数料が高いことです。

例えば、三菱東京UFJ銀行では2015年8月17日17時点で、ドル円の為替手数料は「1ドル当たり25銭」必要です。
#この「25銭」は、オンラインバンキング機能の「三菱東京UFJダイレクト」の場合に適用される為替手数料で、窓口だと「1ドル当たり1円」もかかります。

これは、円から1万ドル分(約125万円)両替した場合、手数料で25銭×1万=2,500円も必要となるり、逆に1万ドルを円に両替した場合、同じく手数料で2,500円が必要となることを意味します。

円とドルの往復5,000円という金額は、125万円の0.2%に当たります。

また、円をドルに両替した直後にドルを円に両替するだけで、1ドル当たり50銭の損が発生することを意味しており、円をドルに両替した場合、最低でも「50銭以上」円安ドル高に為替相場が動かなければ、確実に損をすることになります。

ドル建ての外貨預金で資産運用を行う上で利益の源泉は、
・為替変動(円安ドル高になれば保有するドル資産は円ベースで高くなる)
・金利(日本に比べアメリカの金利は高い)
の2つですが、この1つ目「為替変動」で50銭もビハインドを負うことを意味するのです。

FXの為替手数料(スプレッド)は安い

上述の通り、外貨預金を行うための為替手数料が高いことを記載しましたが、FXでは「スプレッド」と呼ばれる為替手数料は、最も低い場合で0.3銭程度です。

「0.3円=30銭」ではなく「0.3銭=0.003円」です。

桁が2つも違います!!!

このスプレッドは、ドル円の場合、ドルを買う場合とドルを売る場合の為替レートの「差分」のことで、銀行の為替手数料で言うと円をドルに両替し、ドルを円に両替するという往復取引分に当たります。

外貨預金とFXの比較

つまり、外貨で資産運用する上で重要な「為替変動による利益」を得る上で、
・外貨預金の場合:50銭のビハインド
・FXの場合:0.3銭のビハインド
を負うことになり、圧倒的にFXで運用する方が利益を出しやすいと言えます。

仮にドルを買った後、為替レートが50銭の円安ドル高となった場合、
・外貨預金では損益0
・FXでは1ドル当たり0.497円の益
が出ます。

1万ドルを買っていた場合、4,970円の利益、1ドル125円換算だと125万円の投資で4,970円の利益、つまり0.4%の利益が出たことになります。(日本で特に高い定期預金の金利が0.3〜0.5%程度です)

金利もFXではスワップポイントとして受け取れる

外貨預金のメリットである「金利」がFXでは得られない分、長期的には外貨預金の方が優れているのでは?と考えられた方もいるかもしれません。

ですが、実はFXでも「スワップポイント」という表現で金利に相当するお金が得られます。

厳密には、通貨ペア(ドル円、ユーロ円など)の「金利差」に対応して、金利が高い通貨を買っている場合、スワップポイントとして金利差分の金額が得られます。

#金利が低い通貨を買っている場合、逆にスワップポイントとして金利差分を支払う必要があります。ドル円の場合、円を買ってドルを売る場合、スワップポイントを支払うことになります。

このスワップポイント、例えば「トルコリラ円」でトルコリラ買いのポジションを持っている場合、1万トルコリラ(約43万円分)当たり120円/円がスワップポイントとして手に入ります。「1日当たり」です。

年換算すると120円×365日=43,800円です。43万円で年間4.4万円のスワップポイント(≒利息)が得られます。

#トルコリラは政策金利が7.5%と高いため、トルコリラ円のスワップポイントが高く、スワップポイント目当てで買いポジションを長期間維持する「資産形成」のための通貨ペアとして知られています。

FXでレバレッジを何倍にするかは自分次第

個人の場合、FXのレバレッジは最大25倍です。つまり、証拠金の25倍分、外貨を買ったのと同義となる投資が可能です。

そのため、レバレッジ25倍で投資していると、外貨が1%分安く(=円ドルの場合、円高ドル安)動いた場合、25倍の25%分の損が出るため、FXはハイリスクというイメージがあります。

しかしながら、レバレッジをかけずに1倍で運用すれば、1%分の円高ドル安で被る損失は1%分です。

そして、レバレッジは、1倍でもなく25倍でもなく、例えば3倍や5倍で投資することも出来るので「どの程度リスクを取るか?」を自分で決めることも可能です。

外貨預金よりFXをオススメする理由(まとめ)

外貨建て資産の運用は、主に
1)為替変動による差益(円安ドル高になれば保有するドル資産は円ベースで高くなる)
2)利息(日本に比べアメリカの金利は高い)
で利益を得ることを狙います。

この内、2)の利息については、外貨預金もFXも(ほぼ)同様に得られることになります。

対して1)の為替変動による差益は、通貨を両替・取引するための為替手数料・スプレッドが、外貨預金とFXでは2桁も違うため、FXに軍配が上がります。

以上の理由から、外貨預金よりFXをオススメしています。

#当面想像できませんが、日本の金利が高くなり、例えばアメリカの金利よりも高くなった場合、ドル円でドル買いのポジションを持っていると「スワップポイントを受け取る立場から支払う立場に変わってしまう」ため、FXで資産運用する際、金利差には注意が必要です。

なお、オススメのFX業者は「SBI FXトレード」や「DMM FX」です。
メジャーな通貨ペアも揃っており、スプレッドの安さに定評があるFX業者です。
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