個人事業主の福利厚生費は経費・損金に計上可能か?

 

個人事業主の福利厚生は認められるのか?という話をよく見ます。

原則として、福利厚生費は「従業員のために支出した費用」のことで、個人事業主(事業主)に福利厚生費という概念そのものがないようです。

とは言え、諸説あるようです。

税務署員のヒミツの節税術

実は、元国税局調査官の大村大次郎氏の著書「税務署員のヒミツの節税術」では、「一人でやっている個人事業者も福利厚生費を経費計上できる」と記載されています。
ただ、著書発売後、大村氏が税務署に確認を行っている中で、税務署から以下の回答を得たそうです。

「個人事業者の福利厚生費は、家事消費であり、損金には計上できない。この解釈は東京国税局の審理部門に確認済みであり、東京国税局の見解である。これ以上、法的根拠など、詳しいことを知りたければ、国税庁に聞いて欲しい」

出典:大村氏ブログ:個人事業者の福利厚生費についての回答

この根拠のない回答、、、 納得感はないですよね、、、

スーツ代は福利厚生費で落ちるのか?

よく題材にされる「スーツ代」 は福利厚生費で落ちるのか?

結論としては、「仕事以外でも着れるから」との理由から福利厚生費で落ちないと言われています。上述の税務署の回答で言うと、家事消費ということでしょうか。

とは言え、会社勤め中は服装自由だったものの、個人事業主として独立すると、対クライアント(特に営業フェーズ)でスーツが必要になった、なんてケースも多々あるのでは?と。

さらに、そんなこと言ったら、PCだって個人利用可能だし、officeなどのソフトウェアも全て同様じゃないか!と思ったりするのですが、、、
#PCやソフトウェアは、福利厚生費に計上しませんが、、、

もしくは、せめて家事按分の対象にする、とか。

 

と、自身の経費処理のために調べていたことのまとめでした。

ただし、最終的には税理士へのご相談をオススメします。

関連記事:
個人事業主・フリーランスの税務調査
節税と税理士報酬、どっちに比重を置くか?
旦那さんが独立して個人事業主になる場合の5つの注意点
個人事業主になる前に知っておきたい「開業費」
個人事業主の開業費の仕訳方法(国税局に確認済み)

  関連記事

勘定奉行のクラウド版が遂に登場

法人向けの会計ソフトでシェアの高い「勘定奉行」のクラウド版が遂に登場しました。 …

やよいの青色申告オンライン
開業費の貸方に事業主借を選択出来ない – やよいの青色申告オンライン

個人事業主の開業費を繰延資産(固定資産)に計上するにあたり、「やよいの青色申告オ …

国税庁
国税庁のサイトリニューアルでタックスアンサーに辿り着けない

国税庁のサイトがリニューアルしました。 通常、Webサイトのリニューアルでは、U …

節税って意味あるの?

個人事業主になり「節税」を真剣に考えます。 よく年末(年度末)になると利益調整の …

やよいの青色申告オンライン
やよいの青色申告オンラインに「仕訳の入力」が遂にリリース

やよいの青色申告オンラインに「仕訳の入力」機能が遂にリリースされました! これで …

↑PageTop