ダブルスタンダードのIPOは錬金術?

 

12月15日、東証マザーズにダブルスタンダード(3925)が新規上場しました。

ビッグデータ関連銘柄として人気を集めて、初値は公募価格2,190円の2.3倍の5,010円(+128.8%)でした。

が、この銘柄の目論見書を見ていると、流石に上場承認してはダメなレベルに思えてなりません。

取引先3社で売上の84.8%

売上の84.8%が取引先3社で占められています。

以下はダブルスタンダードの目論見書からの抜粋です。

ダブルスタンダードの売上は85%が取引先3社で構成

たった3社で85%です。

いわゆるメーカー等が流通の関係で取引先数社で売上の大部分を占めるケースとは異なります。

リクルート、大和リビング、ネクストの3社ともに代理店ではなく、エンドクライアントです。

このような状況で上場審査が通ったことに驚愕です。

創業者のコネ取引先ばかり

さらに問題は、これら取引先のほとんどが創業者で取締役ファウンダーの中島正三氏とコネがある会社ばかりです。

取引先 中島氏との関係
リクルート ダブルスタンダードを創業する前年に、株式会社リクルートホールディングスと合弁で株式会社LITTLE DISCOVERYを創業
大和リビング 株式会社大和リビングマネジメントと合弁で株式会社Double-Dを創業(「大和リビング」も「大和リビングマネジメント」も大和ハウス工業のグループ会社)
システムソフト システムソフトが吸収したパワーテクノロジー株式会社の創業者で、2013年1月〜2014年6月までシステムソフトの取締役相談役

 

中島氏と合弁会社を設立したケースや、中島氏が創業した会社を吸収した会社などが取引先です。

システムソフトに至っては、システムソフトの取締役在任中にダブルスタンダードと取引があります。

なお、大株主でもあり社外取締役の本田浩之氏は、リクルートの元専務取締役です。2013年10月からダブルスタンダードの顧問に就任しています。

#LITTLE DISCOVERYは、現在はダブルスタンダードの100%子会社です

コネで売上を作ってしまえば上場可能、ということでしょうか?

中島氏と本田氏は売出でEXIT

ダブルスタンダードは、今回のIPOで資金調達となる公募よりも、既存株主のEXITである売出の方が多くなっていました。

そして、既存株主からの売却である「売出」の内訳は
・中島氏(取締役ファウンダー):325,000株
・本田氏(社外取締役):150,000株
です。

先述の主要取引先と関係の深いお二人の株式売却が「売出の全て」です。

錬金術では?

ダブルスタンダードのIPOは錬金術なのでしょうか?

主幹事はSBI証券、監査法人は新日本監査法人です。

新日本監査法人と言えば、去年はgumiを上場させ、東芝の監査法人で処分も受けた、あの監査法人です。

日本取引所、SBI証券、新日本監査法人は本気なのでしょうか、、、?

#追記:2016年5月12日にIPO後初の決算が出ましたが特定3社への依存体質は改善されていませんでした。
#参考記事:ダブルスタンダード(3925)の予想通りの悲しい決算(平成28年3月期)

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