「詳しくはこちら」リンクは非効率
非常に多くのWebサイトで「詳しくはこちら」「詳しくはコチラ」というテキストリンクが使われています。
この「詳しくはこちら」リンクは
・ユーザビリティ
・SEO
の2つの観点からオススメしません。
私はSEOやWebサイトのコンサルではありませんが、クライアントが利用している場合、基本的に別の表現に置き換えるように「蛇足ですが」と言いながらも「詳しくはこちら」リンクを使わないことをオススメしています。
「詳しくはこちら」がダメな理由は2つ
「詳しくはこちら」リンクがダメな理由は2つあります。
1)ユーザビリティの観点で、このリンクが何を指すか伝わりづらい
2)SEO上、内部リンクのアンカーテキストを無駄にしている
1)ユーザビリティの観点で、このリンクが何を指すか伝わりづらい
「詳しくはこちら」という表記、ちゃんとそのページを見ていれば/読んでいれば、何を意図したリンクか普通は分かりますが、ページを流し読みしている場合などは「見逃しがち」になります。
実際、ユーザとして「詳しくはこちら」というリンク、分かりやすいですか?
この点については昔からユーザビリティについての情報発信を行っているU-Siteの以下の記事が参考になります。
2)SEO上、内部リンクのアンカーテキストを無駄にしている
内部施策と言われるSEO対策の中でリンクの「アンカーテキスト」が重要視されています。
要は、テキストリンクの「テキスト」に含まれるキーワードがSEO上、評価が高まる、という事です。
具体的には
<a href=”http://xxx.com”>アンカーテキスト</a>
のように<a>要素で囲われたテキスト部分に含まれるキーワードについて、リンク先ページの評価が高くなります。
例えば、
・「詳しくはこちら」
・「アンカーテキストの効果について詳しくはこちら」
を比較した場合、
後者の方がリンク先ページの「アンカーテキスト」というキーワードでの評価が高まります。
この原理を前提にすると「詳しくはこちら」なんてリンク、勿体無くて仕方がないわけです。
以上、2点の理由から「詳しくはこちら」リンクはオススメしません。
#「詳しくはこちら」でも明らかに内容がわかる場合や、キーワードを無理に詰め込んでリンクが長くなり過ぎて逆にユーザビリティを損なう場合などは例外です。
関連記事:
・外部リンク(発リンク)はSEOに不利?
・WordPressで必須のSEOプラグイン- All in One SEO Pack
・All in One SEO Packの落とし穴 – カテゴリーが”noindex”に
・正解が分からないSEOは怖い!
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