データセクション(3905)の業績予想の幅が大き過ぎる

 

ビッグデータ関連銘柄のデータセクション(3905)ですが、業績予想をレンジ形式で示しています。

具体的には「売上が4億円〜9億円」という形です。

しかし、
・その幅が大き過ぎる
・第2四半期決算でも予想の精度が変わらない
ことに大きく疑問を感じています。

データセクションの業績予想

データセクションは、2015年5月15日付けの「2015年3月期 決算説明会資料」で下図の通り、2016年3月期の業績予想を発表しています。

データセクションの業績予想(2016年3月期)

ご覧の通り、売上、営業利益、経常利益、当期純利益、全てが「レンジ」で示されています。

経常利益は、30百万円〜414百万円ということで、最悪の場合、昨対比で減益の可能性もありつつ、良ければ昨対比5倍の増益、という「予想」です。

これは「予想」なのでしょうか、、、?

半期が経過しても業績予想の精度は上がらない

もちろん、東証マザーズ上場のベンチャー企業で、売上が4億円を切るような中小企業ですので、大きな新規事業を行う場合、振れ幅が大きいのは理解出来ます。

レンジで示した気持ちも予想はつきます。

・下方修正はしたくない
・IRとしては良い材料も含めておきたい
・利益が出ない予想の新規事業への投資はあり得ない
などでしょうか。

しかし、半年後の2015年11月16日付けで発表された「2016年3月期 第2四半期 決算説明会資料」でも、下図の通り、業績予想を修正せずに据え置いた(放置した)ことには疑問が残ります。

データセクションの業績予想

ビジュアルが変わっただけで、半年前と全く同じです。

仮にも半期が過ぎていて、それでも「業績予想の精度・確度が変わらない」なんてことがあり得るのか?

2015年11月16日時点では、既に下期も1月半が過ぎており、内部的には10月の月次決算も締まっているはずで、つまり7ヶ月分の業績は固まっていて、事実上、直近5ヶ月の業績予想が変動要因です。

「それすら見通せないの?」というのが本音です。

投資家に対してまともな業績予想を示す姿勢があるのか?と疑問を呈したくなります。

gumiのような大きな下方修正と上方修正を繰り返すのも問題ですが、幅を示すことで下方修正を行わない予防線を張った業績予想というのも、何のためのIRなのか、、、

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