個人事業主の信用力 – 消費者金融編
「個人事業主の信用力ってどれくらいあるのか?」試してみたくなり実際に試してみました。
具体的には、消費者金融で実際に借り入れを行うべく申し込みをおこないました。
前提 – 元々のお金事情
会社員だった頃は、クレジットカードの使用額も多くいつの間にか限度額がどんどん上がっていたり、ゴールドカードの案内が頻繁にされたり、特に問題ない信用力だったはず。
クレジットも家賃も引き落としに失敗したことなし。
クレジットカード以外には、銀行からも消費者金融からも借り入れは一切ありません。
消費者金融を事前調査
いわゆる「消費者金融」 と言っても複数存在します。
有名なところでも、
・アコム
・レイク
・プロミス
・モビット
・アイフル
・ノーローン
・ニコス
・その他銀行系のカードローンなど
があります。
余談ですが、今まで一度も消費者金融から借り入れたことも検討したこともなかったにも関わらず、調査しようと思った時に何となく名前が出てきたことに驚きました。これがテレビCMの効果か!!!と。
色々と調べていたのですが、
・ノーローン
・アコム
の2社に絞りました。
理由は、そもそも「試してみたい」という不純な動機のため、そのために利息を払うのはバカバカしかったため、「無利息期間」がある会社を選びました。
具体的には、ノーローンは「借入日の翌日から7日間は無利息」、アコムは「契約日の翌日から30日間が金利0円適用期間」と説明されています。
ちなみに、ノーローンは「借入日」、アコムは「契約日」です。契約≠借入ではなく、分かりやすくはお金が借りられるようになるのが契約日(限度額が決まったり、カードが発行されたり)、そして実際に借りた日が借入日です。
要はクレジットカードと同じですね。申し込んで審査が通ってカードが発行されて、その日にカードを使わず後日使うケースです。
なお、2014年11月29日時点でのアコムホームページでは下図のように記載されています。
これ、初めて見て「契約日」の意味を正確に分かりますか?特に消費者金融の利用経験がない場合。自分は当初、分かりませんでした。
#このキャプチャの下には以下の注意が文章と図で説明されてはいます。
(ファーストビューには入らない場所で小さな文字で)
「ご契約日の翌日」から30日間が金利0円適用期間となります。
「お借入日の翌日」ではございませんのでご注意ください。
と、この点が個人的に気に入らなかったので、ノーローンで申し込み!
ノーローンで申し込み
結論から書くと、申し込みを完了出来ませんでした、、、
理由は、ノーローンが提供している申し込みフォームで、勤め先の電話番号を入力するのですが、固定電話しか受け付けていなかったためです。
私は、元々自宅に固定電話を引いておらず、携帯電話+WiMAXで、個人事業主になってからも引き続き、この状態です。名刺にも携帯電話番号しか記載してません。
カスタマーサポートへ電話して確認しましたが、固定電話を引いてもらわないと申し込めない旨を伝えられました。
#なお、とても親切な対応でした。
ただ「試してみたい」だけのために、今さら固定電話を引く気にもなれず、ノーローンはここで断念。
アコムで申し込み
気を取り直して、今度はアコムで申し込みです。
無事、サイトで申し込みを完了出来ました。夜だったこともあり、翌日、アコムから電話があり、
・身分証明書
・個人事業主として収入が分かるもの
の確認が必要なので、近くの無人機に来て欲しい旨を伝えられました。
そこで「個人事業主として収入が分かるもの」として何が良いか相談です。個人事業主になったばかりだったため、前年の確定申告はありません。そこで先方から「取引先との契約書などはないか?」と聞かれ、それなら具体的に金額の記載もある「発注書」があります、ということで、じゃあそれ!となりました。
そして、書類を用意し、近くの無人機へ!ちょっと緊張しながらです(笑)
ここで結論を書きますが、「契約」しませんでした。
何故か?
■そこで起きた事
1)契約の限度額について無人機越しに聞かれます。そこで、サイトで申し込んだ際に入力した金額と同じ100万円を申告しました。すると「え?」という感じの反応が返ってきて、「希望金額が大きいため、希望に添えない可能性があります」と念のため断りが入ります。事前に入力してるんだから、「え?」みたいな反応は何?と微妙な気分。
2)「個人事業主として収入が分かるもの」として「発注書」だと伝えると、これまた「え?」という反応。いやいや、事前に御社の担当と相談して決めてるんですが、、、と。にも関わらず「取りあえず、確認しますので」的な感じで発注書を確認。
この時点で段取りの悪さにムカムカ。
3)審査の結果が伝えられます。限度額10万円!
4)信用力の調査は出来たし、限度額10万円のキャッシュカードなんて持ってても、何かの時に!にもならないのでお断り。
5)すると「少々お待ち下さい」と言って、何かを確認した後「30日間金利0円だし、何かの時に、ということで契約しておきませんか?」と打診されます。ここで、私は事前調査でアコムは「契約日から30日間金利0円」だと知っています。今、契約したら「この日から30日間」。今契約してしまったら本当に必要になった時が31日後だったら金利0の期間は終了しています。消費者側にとっては、必要になってから再度審査を受けて契約した方がお得。消費者目線じゃないのが気に入らず、再度お断り。
と、以上の結果、アコムでも契約は行いませんでした。
結局、アコムにはイライラだけが残ってしまうという結果に、、、
個人事業主の信用力は10万円!
さて、本題である個人事業主の信用力を知るべく試してみた結果、消費者金融からの借入限度額は10万円でした!
えー、家賃より安い、、、
提示した発注書の金額の約1/10、、、
「誰でも借りられる」と勝手なイメージを持っていた消費者金融から信用力としては最低レベルを与えられました。これが現実!
以上、もしかすると前年の確定申告が存在すればまた異なるのかもしれませんが、少なくとも現在の私の信用力は10万円でした!
関連記事:
・クレジットカード審査落ち – 個人事業主の信用力
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