生地の「番手」とは?
よくワイシャツで「番手」という表記を目にしませんか?
店員さんに「100番手の良い生地でオススメです」などと説明を受けて、いまいち番手の意味が分からず「そうなんですね」と曖昧な返事をした経験もないでしょうか?
この「番手」が何を意味するのかについて、ご説明します。
番手とは?
生地の番手とは、糸の太さを表す単位で一定の重さ当たりの長さを示しています。
そのため、番手が上がれば上がるほど、光沢感が増し、美しくしなやかな生地になります。
糸が細いほど繊細な糸になり、そんな細い糸で編まれた生地は着心地も良いため品質が高い生地となるのです。
言い換えるれば、同じ綿100%であっても、使われている糸の番手が違うと、生地の風合いや肌触りは全く違うものになります。
繊維は細いものほど優良であるとされていますから、縫い糸も細い繊維を用いるほどによい品質が得られことになり、高級品となります。
しかし、綿を細く糸に加工する(紡績)するには、綿花の中でも繊維が長い超長綿を使用しなくては生地が作れないために、番手が細くなればなるほど高級なものになる、ということです。
#なお、スーツに表示される「Super」と番手は違う指標ですのでご注意ください。
番手の目安は?
番手の数値が大きいほど品質が高い生地になるのですが、では、どれくらいの番手が一般的なのか?高級品なのか?
一般的には、普及品と言われるシャツで、50番手の綿糸が使われることが多いです。
高級ワイシャツでは100番手の細い糸が使われることになります。(100番手が一つの目安かと思います)
なお「鎌倉シャツ」では、5,000円で100番手のワイシャツが販売されていますし、200番手のワイシャツは1万円を切る価格、さらに300番手のワイシャツが1.5万円で購入可能です。
これは驚異的な価格で、コストパフォーマンスは抜群です。
ワイシャツの番手を考える上で、鎌倉シャツの価格を一つの基準に考えてみてはいかがでしょうか?
#鎌倉シャツは本当にコスパが良いので、他ブランドで同水準のワイシャツを同価格で手に入れるのは相当難しい点はご注意ください。
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番手と生地の丈夫さ
細い糸で織られた生地は、糸が細い分弱くすぐダメになるのではないかと心配される方もいるのではないでしょうか?
一本だけの単糸として使うなら確かに弱いですが、二本をより合わせて双糸とすることによって、太い糸よりも丈夫な糸ができあがります。
ワイシャツで用いられている生地のほとんどは、この双糸によってできていますので、番手が高いからといって必ずしも耐久性に問題があるということにはなりませんので、ご安心ください。
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